インド・ツーリストビザをオンライン申請してみた
5月~6月ごろ毎年夫婦2人で長期の旅に出ていますが、今年も例によってしばらく日本を留守にする予定です。
今回の行き先は2人別だけど、最終的にインドで合流する計画を立てています。
インドと言えば必要なのがビザ!
観光で訪れる場合は6カ月有効なツーリストビザを事前に取得しなければいけません。
前回インドへ行った時は東京の茗荷谷(みょうがだに)というところにある「インドビザ取得申請代行センター」に出向いて申請を行い、後日発給されたら再び取りに行くという面倒な手間が生じていました。
今回はそんな手間を省きたい!と思ってオンラインで申請を行い、郵送で書類を送って発給後も郵便で返送してもらう方法を選ぶことにしました。
一発でうまく行けばいいのですが、慣れないことに失敗はつきもの。
そう簡単にはいきませんでした。
今回はオンライン申請のヒントと、申請に失敗した例などをツラツラと書きたいと思います。
追記:インドビザの申請についてはこちらの記事もご参考ください。
自宅でできるインド・ツーリストビザ取得の流れ
ざっと申請から取得までの流れを説明すると以下のようになります。
- インドビザ申請センターのWEBサイトから申請フォームを開き必要事項を入力。
- 入力完了後、申請書のPDFファイルが生成されるので、プリントアウトします。
- パスポートと申請書、写真など必要書類と申請費用(1人/2,135円)を現金書留でインドビザ申請センターへ郵送。
- 1~2週間ほどでビザとともにパスポートが返却され完了。
申請の方法に関しては以下のサイトやページをを参考にしながら進めました。
※なお、申請の方法や入力内容などは突然変更されることもあるので、最新の情報は「インドビザ申請センター」のWEBサイトをご確認ください。
書類不備があればバッサリとダメ出し返却
オンラインビザ申請のメリットは何と言っても自宅で申請できて、いちいちビザセンターまで行かなくていいところ。
しかし書類に不備があると容赦なくダメ出しがあり、やり直さないといけません。
今回僕らは割とユルいノリで申請書類を提出したところ、バッサリとダメ出しをくらい、二度手間をくってしまいました。
▲送り返されて来た書類一式
書類に不備があって返却される際に事務手数料を取られる
最初の申請書類を送って2~3日後にビザセンターから返却があり、「おおっ!速いなー!もう出来たのか」と喜んだのもつかの間。
不備があったところの注意書きと事務手数料などを徴収したという領収書が入っておりました。
ガーン!
現金書留なので送料もバカにならず、手数料も取られて、さらに再送しなくてはいけないため余分な出費となってしまいました。
ダメ出しを食らったところを列挙
入力方法参考ページとにらめっこしながら慎重に事を進めたと思ったのですが、ダメ出しを食らったところを幾つか上げたいと思います。
写真撮影について
大丈夫だろーと思って自宅でデジカメで撮影し、写真プリント用紙に印刷したものを切り取って添付したのですが、ビザ申請センターの写真規定上アウトでした。
写真の規定は結構細かくて、必要条件が記載されたページをちゃんと見ないで撮影・印刷してしまったのがいけなかったみたいです。
不適切な例を紹介するページもご丁寧に用意されており、これは完全に見逃していました。
ダメ出しをくらった写真は顔と背景に影が写り込んでおり、「スナップ写真は不可。証明写真を撮り直してください。」とのメッセージを頂きました。
妻の方は近所のスーパーの横にある証明写真機で800円出してちゃんとした証明写真を撮り直し、僕は意地になって再び完璧な写真を自分で撮り直しました。
とにかく光が正面からあたって、影が出ないように工夫しました。
過去のビザ番号が確認できる書類の不備
これは入力方法参考ページにも注意がなかったので、完全に「知るかー!」というミスでした。
前回僕は2009年にインドに行っており、古いパスポートにその時のビザが貼っており、そこに記載されていたビザ番号を入力して提出しました。
ところが、「以前のビザ番号が分かるように過去のパスポートの該当ページをコピーして添付してください。」とのダメ出しが。
まったく「きいてねーよ!」という感じでしたが言われた通り昔のパスポートを引っ張り出してビザのページをコピーして再送しました。
主婦や学生の場合、Employer Name(勤務先)の情報
これは妻が受けたダメ出し。
「現在も職業」について、ヨガの仕事をしてはいますが主体は「主婦」なのでそのように記載し、「雇い主」のところは何を間違ったか「MY HOUSE」と記入して出してしまったようです。
入力方法参考ページの注意書きでは、「現在の職業」が主婦や学生などの場合、配偶者または両親の勤務先を記載すべしとあります。
なのでここの部分を配偶者である僕の自営業屋号に変更して再提出しました。
申請書への署名
入力が完了して申請書PDFが生成され、それをプリントアウトした後、署名をする箇所が2か所あります。
これも妻が引っかかったのですが、結婚して姓が変わったため、現在の姓名で署名をしたところダメ出しが。
あくまでパスポートの顔写真のところに記載した通りの署名(つまり旧姓)で書かないとダメよとのこと。
苗字が変わるといろいろ大変なんですな。(既婚男性には分からん苦労)
無事にビザ取得
こうしてNGポイントをチェックし、2度目の申請は万事OK。
約1週間ほどでビザセンターから返却があり、晴れてビザを取得することができました。
過去に取得したビザでは文字だけだったのですが、今回は顔写真も貼り付けられており、以前とは違うデザインになっていました。
国外から変な人が入って来ないようにするための措置として当然の流れかと思います。でも国内にも変なインド人いっぱいいるけどね~。
なにはともあれ、無事にビザを取得できたのでホット一息!
ダメ出しポイントなど、これからビザをオンライン取得しようとしている方の参考になれば幸いです。
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