ブダペスト街歩き(ドナウ川の西側)
ブダペスト、ぶらぶら街歩き。
ドナウ川の西側(ブダ)を歩いてみよう。
この日は朝から天気が悪くて、アパート近くの地下鉄駅に行くのにも雨合羽を着て行くほど。
▲100円ショップで売ってそうなビニール製のカッパは持ち運びもコンパクトで急な雨も安心。
地下鉄2号線でドナウ川を渡ったすぐの駅「Batthyány tér」(バッチャニーテル?)で下車してみます。
この駅の近くに食べに行きたかったベジ料理のお店があって、そこでランチを済ませた後、ドナウ川を見下ろす王宮の丘へ登ってみることにしました。
王宮の丘へ
なんとなく坂を上って行き、あやしくなったらGoogle Mapを確認。
▲こんな坂道をテキトーに上って行きます。
すると開けた広場に出ました。
ここがどうやら王宮の丘、ブダ城の敷地みたいです。
▲こんな立派な教会が!
広場を歩くとすぐに「マァチァス寺院」という立派な教会がありました。
とても歴史深い教会で、トルコに占領されていた時期もあり、その時はモスクに建て替えられたりもしたそうです。
歴史を紐解くと・・・13世紀の中ごろにモンゴル軍の襲撃で、当時木造だったブダ城が破壊され、その後14世紀には石造りのブダ城が完成。
その後、オスマン帝国の攻撃で破壊されたり、2度の世界大戦で被害を受けたりしたけどそのたびに修復を繰り返し、見事に再建。
1987年にはドナウ川河岸とブダ城の歴史と景観の美しさが評価されて世界遺産に登録されている。
↑これは今調べたのですが、ここを歩いた時にもうちょっと歴史を勉強しておけばよかったなと・・・。
▲僕らの到着を歓迎するかのように、天気が徐々に回復。なんちゃって。
ブダ城の敷地は幾つかのスポットに分かれていて、どこをとっても観光の名所になりそうなすてきな場所ばかり。
ややわざとらしいところもあったけど、記念撮影にはもってこいの場所ばかりでした。
▲漁夫の砦という場所。20世紀の初めに造られたとのことで比較的新しいスポット。ロマンティコな感じですね~。
▲うーん。映画のセットみたい。青い空がよく映える。晴れて来てよかった。
▲マァチァス寺院を別の角度から。屋根の模様がモエ~な感じだ。
▲さらに別の場所からパチリ。この建物、結構気に入りました。
横に長い敷地内ドナウ川に沿うように下流の方へ歩いていきます。
▲途中、石畳の道を作りかけている現場に遭遇。一つ一つ石を切り刻んで地面にはめ込んで行くんだね。
▲素朴な教会がありました。
▲お城、砦、城壁、と言えばこれ。いつの時代のものだろうか。かなりの年代物です。
▲ハイヨーっ!後ろに見えるのはブダの街並み。
▲ブダ側の方は観光の拠点であるペスト側に比べて地味で落ち着いた雰囲気です。
ブダの静かな景色を眺めながら歩いて行くと、広々とした王宮広場に出ました。
▲広々とした王宮広場。なぜか東洋人の観光客が多くて妙な雰囲気です。
▲門衛の交代時間だったみたいで、交代の儀式?的なことが行われていました。
▲青々した芝生の広場、庭園もしっかり手入れされています。
▲王宮と西側のエントランス前に立っていたブロンズ像。ご立派。
▲空もすっかり晴れて、王宮越しの雲が素敵です。
王宮の丘を堪能したところでドナウ川の方へ下って行こう。
▲重厚な岩の門をくぐりぬけ、城壁の外へ。
▲王宮へ手っ取り早く行くためのケーブルカーも敷設されています。反対側から来たので乗らなかったけど。
▲丘の下をくぐりぬけるトンネル。王宮の下を通るとのことでやたらと豪華な外見ですな。
ドナウ川の岸辺まで歩いてたどり着くと、そこにはこれまた豪華な「くさり橋」(正式には「セーチェーニ鎖橋」)が。
この橋が完成したのは19世紀の中ごろ。
それまでは小舟を川に並べて舟橋を作って渡ったり、渡し船で横断したり、川が凍る冬場は氷の上を歩いて渡ったりしていたそうです。
橋の建設の際にブダとペストで同盟が組まれ、その時初めて「ブダペスト」という名前が使われたみたいです。
▲橋の全景。なんとも立派。
▲橋のすぐそば、ドナウ川沿いには黄色のかわいいトラムが。こういう光景も旅行者の心にグッときますね。
▲くさり橋を渡ってペスト側に戻ります。がっちり組まれたすばらしい吊橋。
▲橋の途中にて。こんな広い川を橋がなかった時代は大変だっただろうね。
ブダペスト登山鉄道
ブダの山を上ったところにハラースレーという川魚料理を食べられるお店があって、別の日に行ってみることにしました。
追記↓
地下鉄2号線で終点の一つ前「セール・カールマーン広場駅」(Széll Kálmán tér)で下車、そこから徒歩で登山鉄道の駅まで向かいます。
▲南駅を出て西の方へ歩いてみます。微妙な天気でしたが雨は大丈夫そう。
▲登山鉄道の駅まではトラムが便利ですが、歩いても20~30分ほど。緑がいっぱいの公園沿いなので散歩を兼ねて歩いてみました。
トラム駅と並ぶように登山鉄道の発着駅「ヴァロスマヨール駅」がありました。
赤と白のかわいい電車ですな。
▲ホームにある券売機で乗車チケットを購入します。小銭しか使えないみたいで、近くの売店で両替してもらいました。
▲車内はこんな感じ。すいていて快適。ガタゴト揺られながら山を上って行くのだす。
▲30分ほどで目的の駅に到着。鉄道を正面から撮ってみました。
ハラースレーのお店は登山鉄道の「Svábhegy」という駅の近く。
ランチの後、せっかくだから周辺をのんびり散歩してみました。
線路を渡って下りの道を歩いて行くと自然保護地区があり、歩いてみた。とてもすがすがしい場所でした。
▲観光客はほとんど来ない場所みたいです。地元のハンガリー人が散策に訪れる場所っぽかった。
▲緑がまぶしい。ふと訪れた場所ですがとても気持ち良かったです。
▲自然保護や植物や鳥類の研究なども行っている施設がありました。
▲畑もあって何かを栽培しています。
ランチを食べている時はしばらく雨が降っていたのですが、この公園に着いた時はカラッと晴れて、本当に気持ち良かった。
ハラースレーを食べた後の腹ごなしに歩いてみてはいかがだろうか。
イゲンおばさん
登山鉄道でふもとまで戻り、また適当に歩いていると先ほどのセール・カールマーン広場駅の近くに自然食品を販売するお店があったので覗いてみました。
するとおばちゃんが一人出て来てハンガリー語でいろいろ話しかけられました。
こっちがまったく理解して無いにも関わらず一方的にしゃべってくるのですが悪い人じゃなさそうです。
ハンガリー語でYes(はい)のことを「イゲン」と言うのですが、このイゲンを口癖のように連発するおばちゃんで、「なんたらかんたら~イゲン、なんとかかんとか~イゲンイゲン、イゲン?イゲン!」みたいな感じでおもしろかったw。
で、おばちゃんおススメの青汁を半ば無理矢理飲まされました。
▲頼んでもいないのに青汁を作り始めました。
お味のほどは・・・
▲う~ん、マズイッ!!
肉料理が多いブダペストでは野菜不足になりがち。偏りがちの食生活で健康を害す人が多いの。そのためにもこの青汁は大事よ!
みたいなことをこの「イゲンおばさん」は語っていたようないなかったような。
▲お店の外観。ブダペストで肉を食べ過ぎた人はここに行ってみよう。
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